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ネットに落ちてた怖い話

第36章 危険な好奇心3

慎は振り返らずに走り続ける。
俺は必死に慎を追った。
一人になるのが恐かったから必死で追った。

今思えば慎も恐かったのだろう。
恐いからこそ周りを見ずに走ったのだろう。

『あの場所』が徐々に近づいてくる。
思い出したくもないのに『あの夜』の出来事を鮮明に思いだし、心に『恐怖』が広がりだした。
恐怖で足がすくみだした時、『あの場所』に着いた。

そう、『中年女が釘を打っていた場所』『中年女がハッピー、タッチを殺した場所』『中年女に引きずり倒された場所』


【中年女と出会ってしまった場所】

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