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ネットに落ちてた怖い話

第32章 色街

腰を使っていると不意に髪の毛か何かで背中をなぞられる感覚がした。
恐る恐る背後を見たが何もいない。

しかし、視線を正面に向け、鏡を見た瞬間、確かに見た。
青白い女の顔を!

私は恐怖で固まって目の前の女にしがみ付いた。

こわい!こわい!助けて!

女にしがみ付いて固まっていると不意にピピピッとタイマーが鳴った。

女は「まだイッてないね。延長する?」と言ってきたが、私は逃げるように服を着て店を後にした。

とにかく怖くて、恐ろしくて、一刻も早く人のいる所、明るい所に行きたかった。
私は待ち合わせ場所のミニストップへと急いだ。

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