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キミまでの距離

第6章 独占欲

「にがっ。」

「うそ!飲んだ?」

「ううん。
出したよ?
でも…ちょっとだけ。」

雅紀の出した白濁をティッシュに出したんだけど、ちょっとの興味と愛情っていうか。

俺の中へ入れてみたい…って思ってしまって。

「…変態って思ってる?」

「思ってないよ…。
思ってないけど、なにやってんだよ、もー。」

雅紀は気だるく横たわっていたけど少し起き上がって俺を抱き寄せた。

「俺の愛情…感じる?」

「…うん。」

「独占欲…も…感じる?」

「うん。感じる。」

グスンと鼻をすする音がする。

「雅紀?
俺がこんなことしたいと思うのは雅紀だけだよ。

触りたいって思うのも、

触って欲しいと思うのも。」

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