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エロース …ときめき探求物語

第8章 住めば都? 

SMクラブ桃源郷は
都心の雑居ビルの5~8階にあった…。

満はエレベータで
5階のフロントで受付を済ませて
しばらく待つと………

『咲良さま、お待たせいたしました。咲さんをご案内します。』
と係のいかにも
昔…その筋でブイブイ言わせてました的な
いかつい男性が
妙にフレンドリーな笑顔で
満を案内した。

プレイルームの部屋をノックすると
咲…つまり千尋が
チェーンのついた首輪姿で
満を迎えた。

『いらっしゃいませ。ご主人様に乱暴なことをたくさんされたくて、ワクワクしてお待ちしてました…。』
と三つ指をついて
咲…つまり千尋は
満におそらくお店のマニュアルに
書いてある通りの挨拶をした。

案内のいかつい係がドアを閉めて
立ち去ると……


『キャ―――――!!嬉しいな満が来てくれるなんて…。』
と千尋は
満に抱きついていた。
そして
『満はこんな店には、来たことないでしょ?
咲ちゃんにはできないこと、思いきりしていいんだよっ!!』
と瞳を輝かせて満に囁いた。

『あのさ…。俺、こんな店はじめてなんだけど… どうやったらいいんだろう?』
戸惑いながら満は千尋を見つめた。

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