天気予報の恋人
第14章 chapter 14
川に飛び込んだ潤くんとリーダーが凄く楽しそうにはしゃいでいる
羨ましいな、と思う半面
水への抵抗はまだなくならない俺は、まーくんから
「かずはどうする?」
って聞かれたけど、首を縦に振る事は出来なかった
「そっか …じゃあ、近くを散歩しよ」
まーくんは川の中で遊んでいるリーダーに
「俺達、その辺散歩行くからねーっ」
大きな声で伝えた
「分かったー!道具はそのままにしといていいからなー」
同じようにリーダーも大きな声で返すと、…潤くんに乗っかられて水の中に沈まされていた
大はしゃぎしてる二人をちょっと「いいな」なんて思いながらも
当たり前に伸ばされた手を取って
まーくんと手を繋いで岩場から離れた
舗装されていないのは変わってなくて、歩きにくい
でも、しっかりと握ってくれた手が頼もしいから
か安心できる
二人きりになると、やっぱり意識はしてしまう
…初めて抱かれた日の事が、頭に浮かんできてしまう
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