天気予報の恋人
第12章 chapter 12
「かず…体、辛くない?」
頬を撫でると、その目を細めた
「ずっと…まーくんとこうなりたかったから
…だから、平気だよ」
かずのその顔がとても綺麗で
絶対に離したくないって、改めて思った
かずと出逢ったのは、運命だったんだ
後にも先にも、こんなに愛しく思える人なんて
見つかるわけない
「愛してる…」
多分、これは初めての言葉
好き、よりも
大好き、よりも
…本当は「愛してる」なんて簡単な言葉じゃ表せないくらいの感情
「まーくん…嬉しい」
「ずっと傍に…」
「傍に、いてね」
ぴったりと重なりあったまま
俺達は幸せの眠りについていった
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