上エッチ新幹線
第6章 仲谷慎之助の事情①
「慎之助くん……優しいね……」
「それは朋美さんだから……」
頬を伝う涙を拭う俺の手に
朋美の手が重なった。
「慎之助くんを好きになれば良かったな……
でも迷惑よね……私みたいなオバサン……」
朋美は俺より一回り年上だが
オバサンと思ったことは一度だってない。
でも……
『好きになれば良かった』ということは
今後も俺を好きにならないということ。
「迷惑なわけない。俺は朋美さんのこと……」
それでも俺は朋美が好きで堪らない。
「離婚しようって……主人に……」
重なる朋美の手と声が震える。
「それは朋美さんだから……」
頬を伝う涙を拭う俺の手に
朋美の手が重なった。
「慎之助くんを好きになれば良かったな……
でも迷惑よね……私みたいなオバサン……」
朋美は俺より一回り年上だが
オバサンと思ったことは一度だってない。
でも……
『好きになれば良かった』ということは
今後も俺を好きにならないということ。
「迷惑なわけない。俺は朋美さんのこと……」
それでも俺は朋美が好きで堪らない。
「離婚しようって……主人に……」
重なる朋美の手と声が震える。
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