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上エッチ新幹線

第51章 桐生沙也加の事情①

「今だけじゃィヤッ……ぁあんッ……」
「ん?どうした?」

舌の動きが止まった。

「ずっと慎之助くんの女でいたいの」

私だって……慎之助が欲しい。

「俺には彩乃も居るし、こんな仕事だけど
それでもいいの?」

慎之助が着ているバスローブの胸元からは
薄れかかってはいるものの
彩乃が付けたと思われる
無数のキスマークの跡。

慎之助は彩乃の男だということを
まざまざと見せつけられたようだった。

「いいの……慎之助くんが少しでも
私を見てくれて……愛してくれるなら……」

パパ……ごめんなさい。

慎之助が好き。

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