テキストサイズ

上エッチ新幹線

第49章 桐生彩乃の事情⑤

「なるほどね。きょうだいだと知っても
貫きたいってわけね」

姉に打ち明けた。

「ぅん……慎之助を失いたくないの」
「私が可愛い妹と弟の為に一肌脱ぎますか」

やっぱり頼りになる。

「お姉ちゃん、ありがとうッ!一生恩に
切るからッ!」
「いいって。彩乃の気持ち分かるよ」
「え?」

私の気持ちが分かる……って?

「ぃやぃや……深い意味なんて無いって」

聞き直すとはぐらかされた。

私の知っている限り姉は恋愛経験に乏しい。

気持ちが分かるって……

姉も禁断の恋愛をしているとか……

まさか……ね……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ