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上エッチ新幹線

第45章 仲谷慎之助の事情⑫

「慎之助……苦しい……」

菜々子はジーンズのボタンを外そうとするが
手元がおぼつき上手く外せない。

ボタンを外そうとする菜々子の手をよけ
俺がジーンズに手を掛け外した。

「ごめんね……ありがと……」

オレンジ色のパンティが露になった。

胸元が大きく開いたシャツからも
オレンジ色のブラが見え隠れしている。

菜々子が苦しがっているのに
俺は何を考えているんだ。

「病院行こうか」

とにかく邪念を払わなければ。

「大丈夫……家で休めば治ると思うから……」
「家の人は居るのか?」
「お母さんが居る」
「そっか」

何をガッカリしているんだ、俺は。

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