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上エッチ新幹線

第31章 城之内麻琴の事情③

「着替えましたよ」

気を使っているのか
翼は私に背を向けていて
声を掛けたのに
こちらを向いてはくれない。

「あの……着替えましたけど……」
「見れません」
「どうかされました?」
「どうしても目が胸に行ってしまうので……」

それ……もう分かっていますけど……

「目立ちますもんね。これだけ大きいと……」
「麻琴さんが女だと分かって……
尚更のこと見てしまうのは失礼かと……」
「目障りですよね。こんな醜い胸は……」
「醜い?何言ってるんですか?」

慎ちゃんの幼馴染みだからって
同情までされて……

情けない。

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