
上エッチ新幹線
第26章 城之内麻琴の事情①
慎ちゃんと女の子はベッドに座り
キスをする光景を何度も目にした。
そして決まっているかのように
慎ちゃんだけが立ち上がり
カーテンを閉める。
当時小学生だった私には
閉められたカーテンの意味が
分からなかった。
慎ちゃんは時間が空いた時に
私の勉強を見てくれたが
カーテンの意味を聞いては
いけないような気がした。
東北に引っ越し中学生になった頃
ようやくその意味が分かった。
落胆はしなかった。
むしろホッとしたことを覚えている。
代わる代わる女の子を
部屋に招いていた慎ちゃんには
特定のカノジョは健在しないのだと。
キスをする光景を何度も目にした。
そして決まっているかのように
慎ちゃんだけが立ち上がり
カーテンを閉める。
当時小学生だった私には
閉められたカーテンの意味が
分からなかった。
慎ちゃんは時間が空いた時に
私の勉強を見てくれたが
カーテンの意味を聞いては
いけないような気がした。
東北に引っ越し中学生になった頃
ようやくその意味が分かった。
落胆はしなかった。
むしろホッとしたことを覚えている。
代わる代わる女の子を
部屋に招いていた慎ちゃんには
特定のカノジョは健在しないのだと。
