
上エッチ新幹線
第22章 財前浩平の事情②
俺から朋美の手を握ると握り返された。
そして朋美は「クスッ」と笑った。
「なんだよ」
「思い出しちゃって。初めて浩平さんと
旅行した時のこと」
「あぁ……スノボー行った時だろ?」
あの時もこの上越新幹線に乗車していた。
俺の友人と朋美の友人を含め
10人程度のちょっとした団体だった。
「浩平さんが私の隣を陣取ったのよね」
当初は朋美に片想い中で
俺の他にも朋美を狙う奴がいた。
「そうだったっけか?」
もちろん覚えてはいるが
今更ながら肯定してしまうのが
恥ずかしい。
そして朋美は「クスッ」と笑った。
「なんだよ」
「思い出しちゃって。初めて浩平さんと
旅行した時のこと」
「あぁ……スノボー行った時だろ?」
あの時もこの上越新幹線に乗車していた。
俺の友人と朋美の友人を含め
10人程度のちょっとした団体だった。
「浩平さんが私の隣を陣取ったのよね」
当初は朋美に片想い中で
俺の他にも朋美を狙う奴がいた。
「そうだったっけか?」
もちろん覚えてはいるが
今更ながら肯定してしまうのが
恥ずかしい。
