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「出ねえ…」
いつもならすぐに既読になるのに、ちっとも既読にならない。
待ちきれず電話をかければ出ない。
名津子、何やってんだ？店はとっくにクローズの時間だろ？

「ジュノどうした？」
「テクヒョン。名津子がLINEも読まないし、電話も出ない。何かあったのかな？」
「ジョディは？」
「えっ？連絡してないけど、したくない。」
「ふっ、電話なら襲われないと思うけど。いいよ、俺がかけてやるよ。」
そう言って、テクヒョンはジョディに電話をかけてくれた。

「もしもしっ！！」
「おうジョディ！なあ名津子は？」
「接客中っ！！」
「はっ？店クローズだろ？」
「あんたんところのバカジュノのせいで、忙しくって死にそうよっ！！…はいっ！すぐ行きます！…とにかく終わったら電話させるから、バカジュノにそう伝えてっ！！」
ジョディは怒りながら言いたいだけ言って電話を切った。

「終わったら電話させるって。」
「うん、聞こえてた。バカなんだ、俺…」
「ジョディ、口悪いから。気にすんな。」
「…うん。」
名津子、ジュノが凹んだ。オマエが電話してくるまで凹みっぱなしだぞ、超面倒くさっ。