
なぜ?
第2章 出会い
「行方不明!?」
「はい。すみません。ジュノが乗ってた馬と一緒にどっかに行っちゃって…」
「大丈夫です。馬は帰巣本能があるんでそのうち帰ってきます。馬と一緒なら絶対に大丈夫です!」
亮介は俺たちを落ち着かせるように大丈夫だと繰り返した。
麓のログハウスにはメンバーやマネージャーたちが集まって、
ジュノの帰りを待った。
馬と一緒なら絶対に大丈夫です。それを信じて、馬がジュノを連れて来てくれことを願った。
「ただいま~!滝、すっごくキレイだったよ~!ねえ、亮ちゃん。表に繋いでない馬がいるんだけど。鞍つけてるし、誰か乗るんだったら繋いでおかないと…」
帰ってきたのは、ジュノではなく名津子だった。
ジュノじゃないとわかった瞬間俺たちは視線を元に戻した。
だが亮介は真っ青な顔で立ち上がった。
「名津子、馬しかいないのか?」
「うん。馬だけよ…どうしたの?何かあったの?」
亮介は俺たちに目線で了解をとり、ジュノが馬と一緒に行方不明になっていることを伝えた。
「…っていうことは、ジュノさんは落馬してるわね。怪我してなきゃいいけど。
もうすぐ雨が降るわよ。その前に何とか…」
名津子はじっと考えた後顔を上げた。
「亮ちゃん。私、探しに行ってくる!」
「バカ!オマエまで行方不明になったらどうするんだ!」
「大丈夫。ガブリエルが守ってくれる。私がガブリエルから落ちなければ、必ず帰ってこれる。」
「じゃあ俺も…」
「ダメ。亮ちゃん、怪我治ってないじゃない。腰、まだ痛むんでしょ?
ほらっ!早くしないと救助隊を呼んで大騒ぎになっちゃう。そんなことになったら、マスコミ対応大変よ!」
えっ?アイツ、俺たちのこと知ってる…?
「はい。すみません。ジュノが乗ってた馬と一緒にどっかに行っちゃって…」
「大丈夫です。馬は帰巣本能があるんでそのうち帰ってきます。馬と一緒なら絶対に大丈夫です!」
亮介は俺たちを落ち着かせるように大丈夫だと繰り返した。
麓のログハウスにはメンバーやマネージャーたちが集まって、
ジュノの帰りを待った。
馬と一緒なら絶対に大丈夫です。それを信じて、馬がジュノを連れて来てくれことを願った。
「ただいま~!滝、すっごくキレイだったよ~!ねえ、亮ちゃん。表に繋いでない馬がいるんだけど。鞍つけてるし、誰か乗るんだったら繋いでおかないと…」
帰ってきたのは、ジュノではなく名津子だった。
ジュノじゃないとわかった瞬間俺たちは視線を元に戻した。
だが亮介は真っ青な顔で立ち上がった。
「名津子、馬しかいないのか?」
「うん。馬だけよ…どうしたの?何かあったの?」
亮介は俺たちに目線で了解をとり、ジュノが馬と一緒に行方不明になっていることを伝えた。
「…っていうことは、ジュノさんは落馬してるわね。怪我してなきゃいいけど。
もうすぐ雨が降るわよ。その前に何とか…」
名津子はじっと考えた後顔を上げた。
「亮ちゃん。私、探しに行ってくる!」
「バカ!オマエまで行方不明になったらどうするんだ!」
「大丈夫。ガブリエルが守ってくれる。私がガブリエルから落ちなければ、必ず帰ってこれる。」
「じゃあ俺も…」
「ダメ。亮ちゃん、怪我治ってないじゃない。腰、まだ痛むんでしょ?
ほらっ!早くしないと救助隊を呼んで大騒ぎになっちゃう。そんなことになったら、マスコミ対応大変よ!」
えっ?アイツ、俺たちのこと知ってる…?
