
16才の初恋
第8章 試合
由「あの~、いい雰囲気のトコ邪魔したくないんだけど…。」
淳「うわっ、三谷もいたのか?」
『じゃ、邪魔じゃない!な、な、何?』
由「何?じゃないよ。ほら、美紀が渡しなさいよ。」
渡されたのは、クーラーボックス。
実は昨日の夜に作った差し入れだ。
『あの、淳これ…。みんな試合で疲れてお腹空くかなって思って、チーズケーキ、作ったんだけど…。美味しくないかもしれないけど、食べてくれるかな?』
淳「え?俺らサッカー部に?差し入れ?美紀…。チョー嬉しい!みんな喜ぶよ!ありがとな!」
『あ、先輩達にもお疲れ様ですって言っておいて。』
走ってみんなの所に行く淳の背中に呼びかけた。
