
16才の初恋
第6章 名前
淳「俺のことも名前で呼んでよ。」
『えっ、でも…』
淳「いいから、せーのっ!」
『あ、淳くふッ!?』
そう呼ぼうとすると、いきなりほっぺをつかまれた。
『い、いひゃいよ。はにゃひてー。』
淳「今、淳くんって呼ぼうとしたでしょ。ダメだよ、淳、呼び捨てにして。」
『へっ?』
淳「早くしないと、また、ほっぺつかむよ。」
『えー!……あ、淳?』
淳「オッケー、じゃこれからもよろしく、美紀。」
『う、うん。よろしく。』
そう言って淳は去っていった。
……ん?
私、名前で呼ばれた?
美紀って呼ばれた。
……恥ずかしいっ!
後から照れてきた。
これからも楽しい学校生活か続きそうです。
