バカじゃないの!?
第4章 看病
あれこれ悩んでいると
北条聖夜の目がゆっくり開いた
「あ、大丈夫?」
「…いたのか」
「うん、でももう帰るからお粥作ったからそれ食べて薬飲みなよ」
じゃあねと言って
立ち去ろうとした瞬間
グイッと腕を引っ張られ
私はベッドに倒れ込んだ
すぐ横に北条聖夜の顔
「ちょっと!?」
「…て」
「ん?」
「もうちょっと…いて。」
熱で体温が高いせいか
私にも熱が伝わり
ちょっとドキドキしてしまう
「……わかったから。あ、熱計ろう…体温計どこ?」
「…ゴホッない」
「ないの?じゃあ、お粥食べよ」
キッチンに行き
お粥を温め直して
北条聖夜のところに戻った
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