ディアブロ☆~共同生活約150日~
第19章 スキャンダル
『はい、どうぞ。』
「いただきまぁーす!」
それから数日、何もなかったように
私たちは過ごしていた。
その日は少し遅かったが
全員が揃うのを待って
夕食を食べていた。
―~~~♪
夕食を食べていると
逞くんのケータイが鳴った。
「もしもし。はい…はい…
えぇ!?はい…わかりました!」
「ん?たっくんどうした?」
「ごめん。ちょっと俺会社行ってくる。」
水輝くんの問いかけに
適当な返事をしたまま
逞くんはすぐに寮を後にした。
「逞くん…どうしたんだろ。」
「さぁ?なんかとちったんじゃないか。」
「かなぁ?」
純くんと琉斗くんが
心配そうに話していた。
(どうしたんだろう…。
あんなに焦って出て行って…。)
神妙な面もちの中
夕食を済ませ
私は片付けをしていた。
片付けも一段落した時
玄関が勢いよく開いた。
『あ、逞くん…。』
「みんな!ちょっと集まってもらっていいか!
…陽菜。お前も。」
『はい…。』
逞くんは大声でみんなをリビングに呼んだ。
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