ディアブロ☆~共同生活約150日~
第12章 しつけ…?
純くんはまた自室に戻ったみたいで
リビングには姿が無く
私はホッとしていた。
「あーあ。今更眠くなっちった。」
遅れて部屋から出てきた水輝くんは
何事も無かったような様子だった。
「じゃー陽菜ちゃんいってきまぁーす!」
午後から仕事の純くんと水輝くんは
お昼に寮を出ていった。
「あ…陽菜ちゃん!」
『はい?』
寮を出て行く間際
水輝くんに呼び止められた。
―チュッ。
「いってきます。」
『へ……。』
純くんが先に出て行ったのを見計らって
水輝くんは私を抱き寄せキスをした。
とっさのことすぎて
私はポカンとしていた。
その日1日水輝くんが
言った言葉が気になって
ぼーっとしながら仕事をしていた。
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