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腹黒ドS王子の愛する人2

第1章 訪問者

なんていうことがつい最近起こり、俺は今絶賛怒り中なのだ。





「なぁ葵。」


「なんだよ。」



「機嫌直せよ、オリバーのことは悪いと思ってる。」




「あぁそう。」







こうやって、機嫌の悪い俺を秋夜はずーっとなだめているが、こいつ本当に何が悪いのか分かってんのか?




オリバーさんからの好意にも気づいてねーみたいだし。







「お前、何が悪いか本当にわかってんのか?」



「........キス、したこと......」





いつもは自信満々で、俺のことをからかってばかりの秋夜が俺の前でしょぼくれている。




あ、尻尾と耳みえた。







「アメリカでもしてたの?」




「ちがうっ.....!!!好きでしたんじゃない!」



「結局したんでしょ?」




「........。」








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