
神様の願い事
第2章 秘密
《sideN》
和「だぁっ、もうわかったから、手ぇ繋ぐなって」
雅「いいじゃん別にぃ」
和「だいたい俺は歯ブラシなんて」
雅「はいはい♪」
ったくなんなのよ。
急に勝ち誇った顔をして俺の手を引く。
恥ずかしいとかそういう感情は無いのかっての。
ガチャッ
雅「ただいまっ」
潤「あ、おかえり」
翔「おはよ」
いつもの定位置に座る翔さんは、ソファーの方をチラチラ見てる。
そのソファーには大野さんと潤くんが座ってて、その2人の距離はほぼ無いに等しい。
翔「えらい仲良いじゃん」
クスッと笑いながら顎で俺の手元を指す。
和「あっ、もう離せよっ」
未だ繋がれたままだったその手を振り払っても、相葉さんはニヤニヤしてるし。
なんなら潤くんだって涼しそうな顔をしてるけど少し笑ってる。
雅「そっちも相変わらずラブラブだね?」
潤「まあね」
ラブラブだと言う2人を見ると、ピタッと寄り添う様に座っている。
そんな2人を翔さんは未だチラチラ見てるし、潤くんは何やら少しおかしい顔をしてた。
潤「リーダー、コーヒー飲む?」
智「うん」
潤「翔さんは?」
翔「あ、俺も」
コーヒーを淹れようと立ち上がる潤くんの空いた場所に、翔さんは腰掛けた。
いつもならそんな事はしない。
ちゃんと潤くんの席を開けて、自分の場所で待ってるんだから。
だけど今日は大野さんの隣に座ったんだ。
少し距離を開けてだけど。
翔「あれからどう? 何も、無い?」
コソッと大野さんに耳打ちする。
心配そうな表情を浮かべて、ほんの少し距離を詰めた。
智「うん、大丈夫。何も無いけど...」
大丈夫と言う言葉を聞いて、翔さんは少しホッとしたみたいだ。
肩が一瞬下がったから、胸を撫で下ろしたんだきっと。
智「俺あんま考えて無くてさ」
翔「え?」
ボソッと声を発すると、翔さんが詰めたその距離を大野さんがまた開けて。
智「ごめん。不安にさせて...」
俯いて何かを呟いた。
そしてそのまま立ち上がって潤くんの所に行くんだ。
智「ありがと。貰うよ」
潤「熱いから気を付けて」
智「ん」
取り残された翔さんは、黙って大野さんの背を見てるし。
何かいつもと少し違う。
そんな空気が、僅かに漂った。
和「だぁっ、もうわかったから、手ぇ繋ぐなって」
雅「いいじゃん別にぃ」
和「だいたい俺は歯ブラシなんて」
雅「はいはい♪」
ったくなんなのよ。
急に勝ち誇った顔をして俺の手を引く。
恥ずかしいとかそういう感情は無いのかっての。
ガチャッ
雅「ただいまっ」
潤「あ、おかえり」
翔「おはよ」
いつもの定位置に座る翔さんは、ソファーの方をチラチラ見てる。
そのソファーには大野さんと潤くんが座ってて、その2人の距離はほぼ無いに等しい。
翔「えらい仲良いじゃん」
クスッと笑いながら顎で俺の手元を指す。
和「あっ、もう離せよっ」
未だ繋がれたままだったその手を振り払っても、相葉さんはニヤニヤしてるし。
なんなら潤くんだって涼しそうな顔をしてるけど少し笑ってる。
雅「そっちも相変わらずラブラブだね?」
潤「まあね」
ラブラブだと言う2人を見ると、ピタッと寄り添う様に座っている。
そんな2人を翔さんは未だチラチラ見てるし、潤くんは何やら少しおかしい顔をしてた。
潤「リーダー、コーヒー飲む?」
智「うん」
潤「翔さんは?」
翔「あ、俺も」
コーヒーを淹れようと立ち上がる潤くんの空いた場所に、翔さんは腰掛けた。
いつもならそんな事はしない。
ちゃんと潤くんの席を開けて、自分の場所で待ってるんだから。
だけど今日は大野さんの隣に座ったんだ。
少し距離を開けてだけど。
翔「あれからどう? 何も、無い?」
コソッと大野さんに耳打ちする。
心配そうな表情を浮かべて、ほんの少し距離を詰めた。
智「うん、大丈夫。何も無いけど...」
大丈夫と言う言葉を聞いて、翔さんは少しホッとしたみたいだ。
肩が一瞬下がったから、胸を撫で下ろしたんだきっと。
智「俺あんま考えて無くてさ」
翔「え?」
ボソッと声を発すると、翔さんが詰めたその距離を大野さんがまた開けて。
智「ごめん。不安にさせて...」
俯いて何かを呟いた。
そしてそのまま立ち上がって潤くんの所に行くんだ。
智「ありがと。貰うよ」
潤「熱いから気を付けて」
智「ん」
取り残された翔さんは、黙って大野さんの背を見てるし。
何かいつもと少し違う。
そんな空気が、僅かに漂った。
