 
4月は君のぬくもり
第4章 晶午の想い
関わるな、と言われて簡単に引き下がる私じゃないんですけど。
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私は津田君のアパートへ行く途中、スーパーへ寄った。
夕食にカレーライスを作ってあげようと決め、食材を買ったのだ。
会議が長引いたせいで、もう七時になろうとしている。
ああ、お腹空いたな。
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私ははずむ心で、津田君の部屋の前に立った。
トントン
「…」
ん?
もう一回ノックした。
応答なし。
「ふぅー」
そうよね…。
おとなしく待ってるわけないか。
四月の夜は、風がまだ冷たかった……。
 
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