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君と僕。

第8章 君と僕と出張

4、5、6...

指を折ると、丁度左手の人差し指が立った。
時雨さんが帰ってくるのは明日の昼過ぎのはず。


「ふ、ぅ...」

そんな風に思っていたのは15分ほど前。
現在僕は寝室のベットで横になり、服の上から乳首を擦っている。

我慢の限界だった。
毎日毎日、あれだけ時雨さんに身体中まさぐられ、快楽の中の快楽へと引きずり込まれていったのに。

今日で6日。
自慰なんてほとんどした事ない。
そのせいで体の中に溜め込まれた欲望は渦巻き、みっともなく外に出たいと押し寄せる。

「ぁ、あぅ...んっ」

服の上からでもこんなに気持ちいい。
時雨さんはどんな風に触っててくれたっけ。

そう、焦らすみたいに。

周りから指先でなぞって。
ゆっくり先端を触れるか触れないかの力で擦る。
下が疼いてきたら。



蓮君、気持ちい?



いつも、下を触る前に聞いてくる。

「きも、ちぃ.....から、ぁっ」

早く、下触って...っ!

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