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狐と私と先生

第6章 山では、、

 ---銀---

「ハァ~~」

怒った次は、タメ息ついてやがる。


オレ、そんな
変な事、言ったか?








静が怒った理由を考えていると、、、


ザン!


風が裂けるような、鋭い音。




妖怪と名乗るチビに
まだ仲間が居たんだ。



オレの耳は音に、敏感に反応した。

オレは素早く、静を守るように抱きしめる。





すると、


ザン!


また、鋭い音。




オレは静を守る事、
(+静の反応)
しか頭になくて、避けるコトは、
出来なかった。




鋭い音を聞いた瞬間、
背中に、燃えるような激しい
激痛。





「ぎぃぃぃん!!」


静の、悲鳴に近い声が、
オレの頭の中に響いた。


その後は、
妙な静けさがオレを
包む。

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