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狐と私と先生

第9章 決着

「ドッチも同じだろうが!」

「たかるは、無理やりだろ。 おねだりは、お願いしてんだ」

「物を貰おうとしてんのは、同じだろ」

「いいじゃんか!
静がくれるんだし。

ソレに、木の実だけじゃ、物足んないんだ!」

クウは駄々っ子のように、両手を振った。

「魚、食え。魚」

「釣るの面倒くさい」

「小骨が、うざい」

「我が儘 言ってんな!」




こういう時、私は思う。

《駄々っ子を叱る母親のようだ》







こうやって、口喧嘩は
多いけど、

この三人、 なんだかんだで、仲は良いと思う、


今日、この頃です。




【完】

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