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ミヤちゃんと思春期

第1章 秘密と理由



「『恋人』じゃダメなの?」

三嶋さんが、自分よりもだいぶ低いミヤさんを見下ろして、言う。

髪がハラリと肩から落ちた。

「う、い、いや、だめじゃないのよ?」

『恋人』という言葉にミヤさんは顔を真っ赤にさせた。
ついでに、ぼくも真っ赤だ。
その呼び名はまだお互い慣れてない。

「なんていうか……うーん……」

ショートボブを小さく揺らして考えてる。

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