
Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第21章 御曹司の秘密
聖輝「わぁ〜春樹くんのお部屋カッコいいね!」
春樹「そうかな?何か恥ずかしいな…」
聖輝「んふふっ、お泊まり会ってドキドキするね。」
春樹「そうだね〜ワクワクもするよね。」
聖輝「うん!」
春樹「はぁ…たっちゃんも早く退院してくれたらなぁ…」
聖輝「忠義くん?」
春樹「うん、たっちゃんもよく家に泊まってくれてさ、朝までバカ騒ぎしてた。」
聖輝「あははっ!でもそれももうすぐしたらできるね。」
春樹「そうだね、この間お見舞いに行った時もリハビリ順調だって言ってたし。」
聖輝「ふふっ、僕も忠義くんにお土産渡したいなぁ〜♪」
春樹「絶対喜んでくれるよ。」
聖輝「うん!熱海にいる時もね、忠義くんと8時間も電話したの!」
春樹「はっ8時間?!」
聖輝「うん!気づいたら朝になっててびっくりした…」
春樹「それ、スマホ大丈夫なの?」
聖輝「まぁ…機種は一緒だから無料通話できたんだけど…電話終わってからすっごく熱かったからほとんどスマホ触らなかった…」
春樹「よかったな…煙とか出なくて。」
聖輝「うん、長電話しすぎるとスマホが危ないね…」
春樹「それにしても8時間かぁ…すげぇな…」
聖輝「もう熱海の話してたらついつい盛り上がっちゃって…」
春樹「あははっ!たっちゃんそういう話大好きだからな。」
聖輝「うんうん!いろいろ聞いてくるからもう僕もたくさんしゃべっちゃった!」
春樹「そっか〜、いつかたっちゃんと3人で旅行とか行きたいな。」
聖輝「行きたい!行こうよ!」
春樹「おう!」
〜♪♪♪
聖輝「あっ、ちょっとごめんね。」
春樹「うん。」
僕はスマホを持って部屋の外に出た。
