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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第25章 智也の事情~社会人②~

理佳がシャワーを浴びている今が
チャンスだと帰ろうとするが
美鈴が懸命に抱き付き
俺から離れようとしない。

「大丈夫よ。智也の靴は隠してあるから」

この一言でこの現状が完全に
仕組まれたことだったことが窺える。

「自分で何やってるのか分かるか?
普通じゃないぞ」
「もともと私は普通じゃないし。女しか……
理佳のことしか愛せない」
「だからそういうことを言っているんじゃ……」

浴室のドアが開く音。

「はい。ざーんねん」

美鈴は俺の耳元でそう呟きながら
息を吹き掛ける。

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