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理佳のトリセツ~愛あるセックスは智也だけ~

第2章 智也と出逢う~高校一年生~

成宮は同じ中学出身の友人は居ないらしく
ひとりで下校していた。

「ねぇねぇ」

背後から成宮の肩を叩く。

「……あぁ。隣の席の」

振り向いた成宮はやっぱり格好いい。

しかも私のことを覚えていた。

「私と付き合ってよ」

緊張はしなかった。

ただクラスの女子たちを
出し抜きたいという
安易な理由だから。

「別にいいけど。名前は?」

呆気ないくらい即答だった。

「椎名理佳。理佳でいいよ」
「理佳ね。俺は成宮智也」
「じゃ、智也でいいね」

高校入学早々
初めてのカレシが出来た。

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