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犬猿の仲良し

第2章 これが日常

璃「お前、人の話聞いてた?!」
健「は?!何がだよ!」
璃「好きな奴いねーっつったじゃん!」

俺がそう言うと、健太はきょとんとした顔で首を傾げた。

健「誰が?」
璃「俺だよ!!いい加減にしろ?!」

本当に話聞かないなこいつ。
まぁこれで納得してもらえれば…。

健「嘘だね!!!」
璃「あ?!」
健「つーか誰!教えろってば!」
璃「だーかーらぁああ!いねーよ!!耳まで腐ってんのかこの汚物!」
健「んだと?!」
璃「やんのか?!」

互いに威嚇し、額をぶつけて睨み合った。
と、同時に屋上の扉が開いた。
額をくっつけたまま、俺達は一緒に扉の方を見た。

晴「お前ら何やってんの?!え、お取込み中?うけるwww写メ写メっと(笑)」

パシャ

健・璃「撮るな!」
晴「うっわぉー、超ハモってるしー(笑)」

互いの額を離し、晴の方を向いた。

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