
犬猿の仲良し
第15章 無くしてから初めて気付く
璃「おい?!」
花火が突然倒れ、俺は駆け寄った。
何かの発作か?
璃「大丈夫か?!」
花「…人工呼吸してくれたら治るかも…」
璃「じ、人工呼吸って溺れた時にするやつじゃ…?!」
花「どうでもいいよ!さぁ早く!俺死ぬよ?!」
どうでも?!
そんな堂々とした死に方ある?!
璃「男と…でも…分かった、」
?「ちょっと待てええええい!!!」
俺が意を決して花火に顔を近づけると、間に誰かの手が割り込んできた。
?「花火てめぇ!抜け駆けは駄目だろ?!人工呼吸だぁ?!馬鹿たれ!呼吸しまくりだろーが!」
璃「確かに…。」
?「分かってなかったんか?!馬鹿?馬鹿なの?!」
璃「馬鹿って失敬だな?!気が動転してたんだよ!てか誰?!」
その場の勢いで話してた。
俺って案外フレンドリー?
神「俺かんら!神に楽って書いて神楽だ!しっかしおめーマジでクラスメイトの名前把握してねぇとはな」
璃「マジでって…知ってたみたいに言うなよ」
神「よく知ってる。スリーサイズとかな」
璃「は…?!」
神「冗談だろって!そんな引くんじゃねぇよ!」
璃「本当に知ってそうで…。お前、暑苦しいな。」
神「よく言われる。かっこいいだろ?」
にかっと笑う神楽。
褒めてねぇけど…。
たいそうな名前にたいそうな顔か。
神様は不公平だな。
璃「かっこいいな」
神「!!……璃玖、人工呼吸してやろうか?」
璃「いやいや、お前馬鹿だろ」
すると、いままで倒れていた花火がいきなり起き上がった。
元気かよ。
花「ちょっと、俺のこと殺さないでくれます?!」
璃・神「あぁ、いたのか」
花「いやひどすぎ…」
神「自業自得だ。馬鹿め。」
何かこいつら面白いな。
朝陽みたいに嫌悪感沸かねぇし。
安心するってわけじゃないけど…悪い奴等じゃない。
璃「お前らいっつもこんな風なのか?」
神「大抵はこのノリだ」
璃「面白ぇな」
神楽が目をまん丸にする。
神「璃玖が健太以外に笑顔を向けるとはな…!」
璃「だから何だよそのイメージ」
神「こっち側の話は丸っきり分からないよな!よし、話してやるよ」
璃「?」
花「話すの?!」
神「元はといえばおめーがふざけたことするからだろう?なーにが人工呼吸じゃ」
花「うぅ…」
璃「お前も言ってたよ?」
神「…さて、どっから話すとするか」
無視かよ。
花火が突然倒れ、俺は駆け寄った。
何かの発作か?
璃「大丈夫か?!」
花「…人工呼吸してくれたら治るかも…」
璃「じ、人工呼吸って溺れた時にするやつじゃ…?!」
花「どうでもいいよ!さぁ早く!俺死ぬよ?!」
どうでも?!
そんな堂々とした死に方ある?!
璃「男と…でも…分かった、」
?「ちょっと待てええええい!!!」
俺が意を決して花火に顔を近づけると、間に誰かの手が割り込んできた。
?「花火てめぇ!抜け駆けは駄目だろ?!人工呼吸だぁ?!馬鹿たれ!呼吸しまくりだろーが!」
璃「確かに…。」
?「分かってなかったんか?!馬鹿?馬鹿なの?!」
璃「馬鹿って失敬だな?!気が動転してたんだよ!てか誰?!」
その場の勢いで話してた。
俺って案外フレンドリー?
神「俺かんら!神に楽って書いて神楽だ!しっかしおめーマジでクラスメイトの名前把握してねぇとはな」
璃「マジでって…知ってたみたいに言うなよ」
神「よく知ってる。スリーサイズとかな」
璃「は…?!」
神「冗談だろって!そんな引くんじゃねぇよ!」
璃「本当に知ってそうで…。お前、暑苦しいな。」
神「よく言われる。かっこいいだろ?」
にかっと笑う神楽。
褒めてねぇけど…。
たいそうな名前にたいそうな顔か。
神様は不公平だな。
璃「かっこいいな」
神「!!……璃玖、人工呼吸してやろうか?」
璃「いやいや、お前馬鹿だろ」
すると、いままで倒れていた花火がいきなり起き上がった。
元気かよ。
花「ちょっと、俺のこと殺さないでくれます?!」
璃・神「あぁ、いたのか」
花「いやひどすぎ…」
神「自業自得だ。馬鹿め。」
何かこいつら面白いな。
朝陽みたいに嫌悪感沸かねぇし。
安心するってわけじゃないけど…悪い奴等じゃない。
璃「お前らいっつもこんな風なのか?」
神「大抵はこのノリだ」
璃「面白ぇな」
神楽が目をまん丸にする。
神「璃玖が健太以外に笑顔を向けるとはな…!」
璃「だから何だよそのイメージ」
神「こっち側の話は丸っきり分からないよな!よし、話してやるよ」
璃「?」
花「話すの?!」
神「元はといえばおめーがふざけたことするからだろう?なーにが人工呼吸じゃ」
花「うぅ…」
璃「お前も言ってたよ?」
神「…さて、どっから話すとするか」
無視かよ。
