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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡

第11章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡






「ちーぃーちゃん?オレに隠しごとなんて酷くない?」

「あっ…、れは…ッ──」

「あはっ♪聞こえなーい♪」


天使の顔をした小悪魔が背後から牙を剥く。


「…ほら、もっと大きな声で言わないと……」

「ンん──ッ…!!」


─ゾクッ……


「ねーぇ、ホントはナニにのぼせてたの?」


アタシに移った自分以外の匂いを消すように…

まるで葵くんが触れた場所を知っているかのように聖くんの手や唇がその軌跡を辿る。


「ハ…、ァ…ぁ…」


肌を愛撫される程に、上書きされ塗り重ねられていく聖くんのアイスクリームのような甘い香りで頭の芯がクラクラしてきて上手く話せない。


「あれー?まだ教えてくれる気にならない?」

「ふ……んッ…ンン…」

「…そっかー♪なら…」


すると彼の悪戯めいた無邪気な声が急に低められて…



「……!!?」



─ビクッ……!!



「……どこに聞いたら一番いい答えが返ってくるか、楽しみだなぁ♪」


…気がつけば、彼の少し冷たい手のひらがアタシの両手首を腰の後ろでまとめて捕らえていた。

その隙を縫ってもう片方の手が、乱れたスカートの裾から露わになった太股の内側へと入り込む。





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