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・藤ヶ谷side

気がつけば俺と北山それにわたとのことだけじゃなく

話しがニカや健永たちの事にまで広がってしまい。



宮「なんだか逆にややっこしくなってない？」

玉「そういう宮田はどうなんだよ？」

宮「えっ」

玉「俺が自分以外のやつにこれからも抱かれ続けててもいいってわけ？」

宮「嫌だよ当たり前だろ、ずっと嫌で仕方なかったんだから」

玉「それが普通なんだってそうだろ？ﾌｯ」

宮「タマ」

玉「だから、変えていこう俺達で」

宮「出来るかな？」

玉「出来るかじゃなくやらなきゃダメなんだ」

宮「タマ」

玉「宮田が一緒に頑張ってくれたら出来る、俺はそう思ってるから」

宮「タマあぁーっ」



ギュッ！



玉「うわっ、もう許可なしで抱きつくなって」

宮「うん、うん ﾍﾍｯ」

玉「しょがないなぁ今日だけ特別、分かった？ｸｽｯ」

宮「はぁーい ﾆｺｯ」

玉「んふふっ」



そして、いつの間にか。



横「で、太輔おまえはどうするんだ？」



北山が真っ直ぐに俺のことを見つめている事に気づく

なに？何が言いたい。



横「あいつらの方が、先に答えを出してしまったぞ」



おまえ、本当にこいつらがいる前で俺に抱けって言うのか？



北「ふっ」



すると意味深な笑みを浮かべ。

分かった、それが望みなら俺は従う。

だがな、だったら奪い返すつもりで抱くが。

それでもいいっていうんだな？

そう強く見つめ返すと今度は。



北「ﾆｺｯ」



当然だとでも言うかのように微笑む北山。

それを見て意を決し、傍へ近づくと。

入れ替わるかのようにわたは北山から離れてく。

すれ違いざま俺の肩をポンっと叩き…

まるで引き渡すかの如くに





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