
ぜんぶ二人ではじめて
第22章 新しい景色
「私、保健室寄ってから帰るね。」
彩月ちゃんにそう言った。
「うん!じゃあ、またねー。」
彩月ちゃんと昌樹くんとバイバイした。
ヤスくんが
「田中先生呼んでるって?」
と、話しかけてきた。
「うん。なんだろ?」
「俺も一緒に行って良い?」
「うん!」
「さっきんとこ、全体練習の時、すげぇよくなってたよ。」
「本当?」
「あぁ。ナナちゃんは気がついてないうちにうまくなってるね。」
「そうかなぁ?」
自覚がないから分からない。
「うん。」
そうやって話してるうちに、保健室に着いた。
「失礼します。」
「あぁ!市川さん!呼び出しちゃってごめんなさいね。」
とびきり明るい笑顔で、迎え入れてくれた。
「根岸くん、いらっしゃい。」
「どうも。いろいろありがとうございます。」
ヤスくんが、お礼を言う。
「?」
「市川さんに弟さんが生まれるって根岸くんから聞いたの。」
と、先生。
「ナナちゃん、赤ちゃんがいる生活が想像つかないだろうと思ってさ、赤ちゃんの世話とか、ナナちゃんのことだから何かお母さんの役に立ちたいだろうと思って。でも、何をしたら良いか分からないんじゃないかと思ってね。先生に聞いてみたんだ。そしたら、いろいろまとめてあげるって言ってくれたんだよ。」
「ヤスくん……。」
ありがとう!ヤスくん。
「すごいわよね!根岸くんて。そこまであなたのこと思ってくれて。素敵ね。」
なんて先生に言われて、ドキドキしちゃった。
彩月ちゃんにそう言った。
「うん!じゃあ、またねー。」
彩月ちゃんと昌樹くんとバイバイした。
ヤスくんが
「田中先生呼んでるって?」
と、話しかけてきた。
「うん。なんだろ?」
「俺も一緒に行って良い?」
「うん!」
「さっきんとこ、全体練習の時、すげぇよくなってたよ。」
「本当?」
「あぁ。ナナちゃんは気がついてないうちにうまくなってるね。」
「そうかなぁ?」
自覚がないから分からない。
「うん。」
そうやって話してるうちに、保健室に着いた。
「失礼します。」
「あぁ!市川さん!呼び出しちゃってごめんなさいね。」
とびきり明るい笑顔で、迎え入れてくれた。
「根岸くん、いらっしゃい。」
「どうも。いろいろありがとうございます。」
ヤスくんが、お礼を言う。
「?」
「市川さんに弟さんが生まれるって根岸くんから聞いたの。」
と、先生。
「ナナちゃん、赤ちゃんがいる生活が想像つかないだろうと思ってさ、赤ちゃんの世話とか、ナナちゃんのことだから何かお母さんの役に立ちたいだろうと思って。でも、何をしたら良いか分からないんじゃないかと思ってね。先生に聞いてみたんだ。そしたら、いろいろまとめてあげるって言ってくれたんだよ。」
「ヤスくん……。」
ありがとう!ヤスくん。
「すごいわよね!根岸くんて。そこまであなたのこと思ってくれて。素敵ね。」
なんて先生に言われて、ドキドキしちゃった。
