君とずっと
第6章 告白
健くんおすすめのいちごパフェが来た
「雛ちゃん、先にどうぞ」
「じゃあ、いただきます」
〈パクッ〉
「健くん……」
「ん?」
「おいしいっ!!」
口の中に広がるほどよい甘さ、そしてあとから来るいちごの甘酸っぱさ
この2つが素敵なハーモニーを作り出している
もう、最高!!
「よかった、じゃあ、僕もいただきます」
私も健くんも黙々と食べている
「本当においしい、いくつでもいけそうなくらい」
「僕も友達に紹介してもらって初めて食べたときはびっくりしたよ」
そして、あっという間に食べ終えた
「おいしかった〜、健くん、今日は誘ってくれてありがとう」
「どういたしまして、こちらこそありがとう、雛ちゃん」
「え?」
健くんにお礼を言われたが、理由が見当たらなかった
名前で呼んであげたことかな?
僕からのありがとうは"幸せな時間をありがとう"
雛ちゃんといれるだけで幸せなんだ
君は気付いていないだろうけど
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