君とずっと
第5章 気持ち
〔in 玄関〕
オレと壱規は部室に向かっていた
「今日もすっごい活躍だったな、涼」
「壱規こそ、パスの位置が完璧だった、ゴール決めれたのは壱規のおかげでもあるよ」
「そんな誉めてもなにもでないぞ〜」
「……………」
「涼?」
オレの少し前を歩いていた壱規が返事がなくて不思議に思ったのか振り向いた
オレは東門を見つめていた
「なぁ壱規、沢村とあいつは付き合ってるのか?」
オレはあいつのことを眺めながら言った
「え?涼、いきなりどうした?」
壱規は驚いた顔をしている
「オレ今、変なこと聞いたか?」
オレは壱規ほうを向いた
「だって涼がいきなりサッカー以外のこと聞いてくるから」
「そういえば」
「ま、まさか!?」
「え?何?」
「涼さ、あの子に恋しちゃったんじゃない?」
「え!?……オレが……恋……」
オレは再び東門を見た、しかし沢村とあいつはすでにいなかった
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