好きになったらダメだよ
第5章 もし本当になったらどうする?
部屋を簡単に片付けてから、シャワーを浴びた。
夕方に保が来る予定になっていた。
伊都に触れられた胸やおまんこがまだ熱を帯びている。
こんな状態で会っていいのかと自問する。
でも……保に聞きたいことがあった。
今日こそちゃんと。
もし、納得のいく答えが返ってくるなら、私はちゃんと伊都との関係を精算しなくてはならない。
初めて伊都に抱き締められたとき。
心より体が先に動いていた。
拒むことなんてできなくて、頷いて彼の体を受け入れてしまった。
それからズルズル今の状態。
学校での伊都はいたって普通の生
徒を装っている。
二人でいるときだって、まだ高校生だなあっていう可愛さも十分にある。
屈託のない笑顔で笑うし、友達の話とか学校の話とか、時折してくれるけど、高校生らしい青さがある。
でも……
セックスになったら、完全に形勢逆転。
私の方が責められていかされてばかり。
そしてそれを気持ちいいと思ってしまっているのも事実。
でも、いつまでもこのままじゃいけないよね……。
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