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私の心の1番綺麗なところに

第22章 まよい



「小野田さんお疲れ。」

「お疲れ様です。」

今からインする1つ年上の
川上翔が声をかけてきた。

大人しめで、仕事をこつこつ
こなしている。

私が主に朝シフトで
彼は主に夜に入っているから
あまり顔はあわさないけれど
土日で私が朝から夕方まで
入っているときに、
彼も15時くらいに来て
ロングで入るから
少し顔を合わせる。


「あの、このCDどこですか?」

「あ、それね、たしかに
わかりにくいよね。こっちこっち。」

そう言って案内してもらい、
ある棚の前で少ししゃがみ
「ここだよ。」
って言ってくれた。

「こんなところに!
全然わからなかったので
助かりました。
ありがとうございます。」

「いえいえ。じゃあ俺は
レジ入るから。」




大人しい人だけど
優しくて、仕事もきっちりしてて…

真面目な人だな…



こんな人が、彼氏だったら、


きっと大切にしてくれるんだろうな…





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