私の心の1番綺麗なところに
第18章 汚されたもの
少しは期待していた。
もう、私の中では
恥を捨てけっこう頑張ったのだから
優貴は許してくれるんじゃないかと。
でもそんなことなかった。
優貴の待つ部屋へ戻り報告した。
ずるいかもしれないけど
「お互いの同意」という
本音は外して。
私も甘かったのだと、
お互いの責任だと、話した。
警察では何もできないから
大学の人に話してみては、と
言われたことも。
私は、もう嫌だった。
これ以上、苦しみたくなかった。
悲しくなりたくなかった。
恥ずかしい思いをしたくなかった。
だけど、優貴は…
「じゃあ大学に行って
話してみよう。」
ああ…
どこまでこの人は私を
追い詰めるのだろうか…
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