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愛したカノジョは指名手配

第33章 桜庭淳平⑧

今日子と俺はJRからタイミング良く
新松田駅に乗り入れた
ロマンスカーに乗車した。

「今日子さん圧巻でしたね」
「フフッ……ちょっと言い過ぎたわね」

今日子は佐伯翔太にぐうの音も出させない
見事な立ち振舞いだった。

「あのくらい言われて当然ですよ。
だって姉ちゃんを……」

焼身自殺とされた姉ちゃんの死に佐伯は
絶対に関与している。

それを今日子さんと共に確かめに行く。

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