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愛したカノジョは指名手配

第18章 佐伯翔太③

アヤカとの最後は友人と過ごすように
楽しい酒にしたい。

アヤカは封筒を開封する手を止めると
カウンター席にビールや御通しを
セッティングした。

「この前は……ごめんなさい……」
「気にしてない。それよりその封筒は?」

先日の出来事を蒸し返したくない俺は
話を反らした。

「あ……これね。タウン誌の最新号」

静岡県のタウン誌は月に一度発刊されるらしい。

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