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愛したカノジョは指名手配

第2章 初めてのデートの誘い

「覚えていなくて……お礼をしたくても
連絡先が……」

合コンから一週間が経過。
当然ながら音沙汰もない。

「携帯とか聞いてないの?信じられ……」

麗奈さんが私から目を反らすと店舗の入口に
視線を移した。

「王子様のおでましよ」

入口に背を向けていた私は振り返った。

佐伯さんがこちらの様子を遠慮がちに窺っていた。

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