
[現代版] 天使と悪魔
第21章 空回りする心
・藤ヶ谷side
北「太輔、頼む」
藤「ずっと傍にいる何度でも言う、なぁーどうしたらお前の不安うち消せるんだよ」
北「俺にも分からね、けど怖くて堪らねんだ」
前世のトラウマか、クッ!
北「もっ、あんな思いしたくはない」
言葉ではいくらだって約束できる。
しかし―
こいつの不安は、それだけじゃ消せないんだってことを嫌ってほど痛感してしまった。
それからそのまま疲れ切ったように眠ってしまい。
その胸元にはあのネックレスがしっかりと付けてあってよ。
全てはこれが始まりだった
そう思いながら、俺は意を決しそれに触れる。
ピカァーッ!
とたん自分の身体が放たれた光りに包まれ。
眼の中へ映し出されていく光景。
お前の苦しみは俺の苦しみ
だから、ひろ一緒に背負って行こうぜ。
独りで悩んでるんじゃねぇよ。
藤「くっ、うっわあぁー」
けど、耐えられなくなって叫んだら。
横「太輔、ギュッ」
突然うしろからわたに抱きしめられ。
藤「…あぁ‥俺は…俺‥」
横「しっかりしろ大丈夫だから」
藤「わた、クッ」
横「落ち着け、みんな傍にいる心配はいらない」
その言葉で周りを見渡せば
玉「ガヤ ニコッ」
宮「ガヤさん」
薮「藤ヶ谷くん」
ニ「俺達がついてる」
千「傍にいるから」
五「ちゃんと支える」
塚「仲間だもん」
山「だから心配しないで」
屋「みんな一緒だ」
お前ら、いつの間に!?
内「ようやく思い出したか待っていたで」
藤「内…」
そして―
内「これで俺も北山の最期をみんなに話せるわ」
内がゆっくりと発した言葉に。
全員の視線が寝ているひろの方へと向けられた。
そっか、これで全てが分かるんだな。
トッツーと、郁人のことを除いた俺達の前世での結末が。
それは、まだ第一歩でしかないのかもしれない。
しかし、それでも前に進むため俺達は過去を知る必要がある。
誰の眼も、そう言ってるのが分かった。
その静けさの中で―
・
北「太輔、頼む」
藤「ずっと傍にいる何度でも言う、なぁーどうしたらお前の不安うち消せるんだよ」
北「俺にも分からね、けど怖くて堪らねんだ」
前世のトラウマか、クッ!
北「もっ、あんな思いしたくはない」
言葉ではいくらだって約束できる。
しかし―
こいつの不安は、それだけじゃ消せないんだってことを嫌ってほど痛感してしまった。
それからそのまま疲れ切ったように眠ってしまい。
その胸元にはあのネックレスがしっかりと付けてあってよ。
全てはこれが始まりだった
そう思いながら、俺は意を決しそれに触れる。
ピカァーッ!
とたん自分の身体が放たれた光りに包まれ。
眼の中へ映し出されていく光景。
お前の苦しみは俺の苦しみ
だから、ひろ一緒に背負って行こうぜ。
独りで悩んでるんじゃねぇよ。
藤「くっ、うっわあぁー」
けど、耐えられなくなって叫んだら。
横「太輔、ギュッ」
突然うしろからわたに抱きしめられ。
藤「…あぁ‥俺は…俺‥」
横「しっかりしろ大丈夫だから」
藤「わた、クッ」
横「落ち着け、みんな傍にいる心配はいらない」
その言葉で周りを見渡せば
玉「ガヤ ニコッ」
宮「ガヤさん」
薮「藤ヶ谷くん」
ニ「俺達がついてる」
千「傍にいるから」
五「ちゃんと支える」
塚「仲間だもん」
山「だから心配しないで」
屋「みんな一緒だ」
お前ら、いつの間に!?
内「ようやく思い出したか待っていたで」
藤「内…」
そして―
内「これで俺も北山の最期をみんなに話せるわ」
内がゆっくりと発した言葉に。
全員の視線が寝ているひろの方へと向けられた。
そっか、これで全てが分かるんだな。
トッツーと、郁人のことを除いた俺達の前世での結末が。
それは、まだ第一歩でしかないのかもしれない。
しかし、それでも前に進むため俺達は過去を知る必要がある。
誰の眼も、そう言ってるのが分かった。
その静けさの中で―
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