テキストサイズ

[現代版] 天使と悪魔

第13章 慟哭の記憶④

・横尾side

帝劇 JOHNNYS’wouldの舞台が終わった翌日。

俺達はまた屋良さんのマンションに集まっていた。



屋「今日は、藤ヶ谷も来るんだったよな?」

横「はい、あいつにも知っておいて貰わなければならない事なんで」

屋「にしては遅い気がする」

横「確かに」



約束の時間はとうに過ぎている一体どうしたっていうんだ太輔。



横「ちょっと、携帯に掛けてみましょうか」



が、そう言ったときピンポーン!



ニ「きっとガヤだよ」

横「やっと来たか」

千「俺が出る」



ガチャ!



千「遅いって、ガヤさん!みんな待ってるぜ」

藤「悪い」



バタン―



屋「20分遅刻だぞ」

藤「すみません」

屋「まぁーいい、それじゃ始めるとするか」



が、遅れてやって来た太輔はなんだか少し元気がなく



五「何かあった?」

藤「えっ」

塚「気落ちした顔して」

藤「そんな事ないよ ハハッ」



俺も気にはなったんだが。



屋「まずどこから話す?」

横「今回はニカと健永それに塚ちゃんの記憶を掛け合わせ俺のを含め進めていき最後に五関という方法でした方が分かりやすいかと」

屋「なるほど、ならそれで行こう」



今は皆と話す事の方が大事

そう判断し、そっちを優先する事にする。

こいつが落ち込んでいるんだとしたら、原因はきっとミツだろう。

そう思い。



横「じゃ俺と薮がどうして一緒にいなかったのかまずそこから話すよ」



そして、その言葉に全員が頷くのを確認してから俺は静かに語り始めたんだ。



横「旅行から、帰って来た俺たち2人は変わり果てた部落を見て驚き、みんなのことを捜し回っているうち塚ちゃんと宮田が息絶えているのを発見した」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ