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小さな恋のストーリー

第2章 イケズな彼氏

その代わり、ツンツン、プリプリ、ガンガン歩いた。


祐太は黙って横を歩いていた。


そのうち祐太の家のマンションまできた。


私はバイバイも言わず通り過ぎようとした。


「ちょっ、待てよ」


「なに?」


「あげたいもんがあるから、ちょっと家寄れよ」


「明日でいいじゃん」


私はまだふて腐れていた。


「今日じゃなきゃダメなんだよ」


祐太は急に真顔になってマンションのエントランスに私の腕を掴み入って行く。


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