
幻想世界☆
第11章 迫り来る闇②
・二階堂side
ミツの騒動が終わり、宮田と千賀は部屋に戻って俺は。
さて、どうするかな。
塚「ここから抜け出してみるっていうのはどう」
ニ「塚ちゃん、あれさっきはいなかったよね」
塚「途中まで北山と一緒にいたんだけど、あの執事が来たから消えてた」
ニ「どうして」
塚「俺達なるべくあいつと顔を合わせたくないんだ」
ニ「ふーん」
そうなんだ‥
塚「それより行こ、ねっ」
ニ「でもヤバイよ、あいつに知られたら」
塚「大丈夫、今はそれどころじゃないみたいだし」
確かに、壊された盆栽や廊下の掃除をするので手一杯って感じで。
ニ「行っちゃおっかな」
塚「そう来なくちゃ」
ガチャ、バタン!
が、外へ出てみたら何故だかそこには。
五「よっ」
ニ「えっ、ごっち!?」
戸「待ってたよ」
ニ「トッツー、それに」
橋「元気」
ニ「ハッシー、なんで!?」
五「ちょっと一緒に行って欲しい所があってさ」
ニ「はっ?」
橋「いいからいいから深くは考えないで」
連れて行かれた場所は、森の奥深く。
戸「ここに狼たちはいた」
ニ「おお…かみ」
塚「1年前まではね」
ニ「‥‥‥」
戸「北山も」
ニ「ミツが!?」
五「だが、その記憶はあいつの中にはない」
どういうこと?
塚「消えちゃってるんだ、その時のことが」
ニ「なんで」
戸「いずれそれも話すよ」
五「今はまだ」
益々、意味不明だ。
ニ「じゃガヤが言っていたことは」
五「本人も自覚しているはずだよ」
塚「俺達も記憶を取り戻すのに時間が」
ニ「‥‥っ」
橋「塚ちゃんその話しは」
塚「あっ、そうだった」
んっ?
五「この場所、覚えておいてくれない」
ニ「俺が?なんで」
戸「この先、必ずまたここへ来るときが来るから」
ニ「えっ」
塚「その時はみんなを案内して欲しいんだ」
五「頼むよ二階堂」
戸「お前にしか頼めないからさ」
意味不明な4人の言葉、しかしそれが徐々にいろんなことが分かっていくにつれ次第に繋がって行くことになる。
塚ちゃんが、どうして自由に歩き回っていたのかも。
それは俺達そして屋良さんとの絆、そこから生まれた奇跡ともいうべき出来事だったんだ。
1年前に起きた―
ミツの騒動が終わり、宮田と千賀は部屋に戻って俺は。
さて、どうするかな。
塚「ここから抜け出してみるっていうのはどう」
ニ「塚ちゃん、あれさっきはいなかったよね」
塚「途中まで北山と一緒にいたんだけど、あの執事が来たから消えてた」
ニ「どうして」
塚「俺達なるべくあいつと顔を合わせたくないんだ」
ニ「ふーん」
そうなんだ‥
塚「それより行こ、ねっ」
ニ「でもヤバイよ、あいつに知られたら」
塚「大丈夫、今はそれどころじゃないみたいだし」
確かに、壊された盆栽や廊下の掃除をするので手一杯って感じで。
ニ「行っちゃおっかな」
塚「そう来なくちゃ」
ガチャ、バタン!
が、外へ出てみたら何故だかそこには。
五「よっ」
ニ「えっ、ごっち!?」
戸「待ってたよ」
ニ「トッツー、それに」
橋「元気」
ニ「ハッシー、なんで!?」
五「ちょっと一緒に行って欲しい所があってさ」
ニ「はっ?」
橋「いいからいいから深くは考えないで」
連れて行かれた場所は、森の奥深く。
戸「ここに狼たちはいた」
ニ「おお…かみ」
塚「1年前まではね」
ニ「‥‥‥」
戸「北山も」
ニ「ミツが!?」
五「だが、その記憶はあいつの中にはない」
どういうこと?
塚「消えちゃってるんだ、その時のことが」
ニ「なんで」
戸「いずれそれも話すよ」
五「今はまだ」
益々、意味不明だ。
ニ「じゃガヤが言っていたことは」
五「本人も自覚しているはずだよ」
塚「俺達も記憶を取り戻すのに時間が」
ニ「‥‥っ」
橋「塚ちゃんその話しは」
塚「あっ、そうだった」
んっ?
五「この場所、覚えておいてくれない」
ニ「俺が?なんで」
戸「この先、必ずまたここへ来るときが来るから」
ニ「えっ」
塚「その時はみんなを案内して欲しいんだ」
五「頼むよ二階堂」
戸「お前にしか頼めないからさ」
意味不明な4人の言葉、しかしそれが徐々にいろんなことが分かっていくにつれ次第に繋がって行くことになる。
塚ちゃんが、どうして自由に歩き回っていたのかも。
それは俺達そして屋良さんとの絆、そこから生まれた奇跡ともいうべき出来事だったんだ。
1年前に起きた―
