
霧島さん
第2章 お久しぶりです、霧島さん
ズボンの上から触れただけで、ぴくっと志月蛍の体は小さく揺れた。
「は…ッ」
志月蛍の熱い息が耳に触れ、ぞくりとする。
ーー私で、こんなになってるんだ。
「…これは、俺を煽ってるんですか」
グチュッ
「アッ!?」
すると突然、ゆるりと動いていた志月蛍の指がさらに奥を突き、抑えきれずに甲高い声が唇からこぼれた。
驚いてるのも束の間。彼のモノに触れていた手は簡単に捕まり、もう片方の手と一緒に頭の上に片手で拘束される。
ーーぐっ
「し、づきさん…」
不意をつかれ、ベッドに縫い付けられた私は自由を奪われた。
「霧島さん、選んでください。こうやって指を激しく動かされてイくのか、」
と、耳元で囁かれた瞬間、熱くなるほど指が激しく暴れ出し、先ほど見つけたらしい私のイイところをズブズブとピンポイントに攻め立てる。
ジュクッグジュグジュグジュッッ
「アッやあぁぁッ奥ッはげし…ッんんっ」
あまりの激しさに抗議しようとするけれど、それは志月蛍の唇によって塞がれ、喘ぎ声もかき消されてしまう。
「それとも」
「はあっ…はあっ…はあッ」
そしてやっと指も止まり、唇も解放され、胸を大きく上下させる私の鎖骨にキスを落とした志月蛍は、
熱く滾ったモノを、私の秘部にぐっと押しつけた。
「指よりもっと太いこれで、奥まで突かれてイかされるのか。
ーーーどっちがいいですか?」
ーー…本当に、悪魔のようだと思う。
