無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あ、あ、…やっ」

露わになった胸を口に含まれ、もう片方はエプロンの上から手でコロコロと弄ばれる。


布越しのはずなのに、直接触れられているような感覚に、もう自分の理性はとっくになくなっているのだと知る。


「あ！」


愛撫で固くなった胸の先端は熱のこもった口腔で包まれ、ざらついた舌で押し潰したりコロコロと転がしたりするその行為を、厭らしい水音が強調する。


温かいその温度が、胸から全身に、薬のように広がっていくようだ。


「手もじもじしてる。シーツなんかじゃなくて、俺に捕まって欲しいんだけどな」


「は…ぁ、だっ、て…どこ掴んでいいのか、わからなくて…、」


「いいよ、何も考えなくて。ハナの触りたいところを触ればいい」



だって、俺は全部ハナのものだ。


ちゅ、と耳に唇を落とした蛍が、優しく囁く。


そんなキザな言葉でもときめきを与えてしまうのだからこの男はずるい。


私は、悔しいけれど、彼を抱きしめたい心でいっぱいになって、その広い背中にしがみついた。


じんわりと汗で湿っているからか、肌同士がくっついて温かい。


「ハナの肌スベスベだから気持ちいい」


「…それ、お尻触りながら言わないでくださいよ…」


途端にオヤジくさくなってため息を吐きたくなるけれど、


蛍は「もっと先にいかせてもらうけどね」と私を軽々と持ち上げて太ももにのせると、お尻から指を滑らせて甘く滴る蜜の入り口へと進ませた。