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☆ラリマーの扉☆

第30章 最低カレシ

「トモコ…ごめん」
あやまらないでほしい。
か弱い彼になんて言えばいいか
分からなくなるから。

私はトボトボ歩く、家に向かって。

「はぁ…もうちょっとフンイキ考えてね?」

【別れる】ということが、頭をよぎったが
それはちょいとやりすぎだね。

「うんわかった、なーんて棒読みの返事ー!いぇい」

ふ ざ け る な

「……」

ノーコメントで。
今のは無かったことにするわ。

「あ、それよりさトモコ」

「なんだよ……」
さっきの一言で性格が変わってしまった。
ピキッとね。

「ボクと結婚して、子どもとか産む?」
「一応」

キミと結婚することになってるんだ、へぇ
サイコロで結婚しないでおこうと思ったのに

「やったぁぁ!結婚成立!」
「えっ…」

「ボクさ、子ども産むオンナの子と結婚したくてさ」

子ども目当て!?
おそろしや…

「何人産む?」
まぁ結婚(架空)の話につきあおうか

「うーん、大家族にしたいから
10人くらい?」

面 倒 み れ ま せ ん

いぞがしいわっ!

「ああ、なるほど、ならゆっくり産むわ」

「ありがとう、トモコしゃま~///」

ダークトモコ、発動

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